前回、私が思う五感の大切さについて書いた。
ここからは、それぞれの感覚についてふれていきたい。
今回は、嗅覚について。
嗅覚は脳の海馬という記憶をつかさどる部分とつながっている。
香りと記憶は深い関係がるのだ。
旅行に出かけて、家に帰ったとき
玄関を開けた途端、「あ~。やっぱり家は落ち着くわ」という言葉を
発したという経験は、あるのでは。
生活しているとその家の匂いが生まれる。
その匂いが、落ち着くにおいと記憶するため、家を何日か離れて生活していて
家に帰るとなんだか、落ち着くと感じるのだ。
そんな家の匂いを普段は気づかないで生活はしている。
しかし、その家の匂いが変化したときは気づく。
先日、ゴボウの酢漬けを晩に作った。
次の日、朝起きたらお酢の匂いが、ふんわりしてきた。
夏の初めに、毎年、お酢仕事、ピクルスとゴボウの酢漬けを作る。
このお酢のふんわりした匂いを
私の中では、夏の始まりの匂いとして、記憶している。
そんな、生活の中で記憶と結びつく香りがあること
気に留めなければ、通り過ぎてしまうことだが、
それを感じることが大切なのだ。
是非、記憶に残る香りを探して生活してみてほしい。